日本語で使用される漢字は中国で生まれた文字であることは誰もが知っている。しかし、現代では多くの単語が日本から「逆輸入」され、中国で使われている。「保険」、「必要」、「背景」、「参観」、「発明」などの単語がそうだ。中国メディアの今日頭条は1月31日、「現代中国語は本当に日本語から離れられないのか」と題する記事を掲載した。

 この記事の筆者は、すでに退職した元・教育者だというが、日本語を抜きに中国語が使えるかというのは「学術の問題だ」という持論を展開。中国語自体も地域によって使う単語に差が大きく、父親の呼び方ひとつとっても地域によって「大大」、「爹」などさまざであると指摘した。

 また、多くの日本語の単語が中国に流入して定着していることは認めるものの、「日本語を使わないと中国語を話せない」ほどではなく、日本が漢字そのものを中国から借用していることに違いはないと論じた。結局、「現代中国語は本当に日本語から離れられないのか」という疑問に対する筆者の答えは「ノー」らしい。

 漢字は中国由来なのに、日本人の作った単語を使っているというのは、中国人にとってメンツにかかわる問題のようだ。これに対するコメントにも、「日本も韓国も中国を見下している」、「昔は日本人も遣唐使を派遣した」などメンツを気にする声が見られたが、事実は事実として受け入れ、「ガラスの心はやめよう」と冷静さを促す人も少なからず見られた。

 明治時代にはたくさんの和製漢語が日本で作られ、その漢語を中国が取り入れた経緯があり、中国にとって非常に重要な言葉である「共産」、「民主」など少なからぬ単語が日本由来となっている。最近では、「萌え」、「中二病」などの単語も中国にも入ってきていることを考えると、日本語の影響力は非常に大きいと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)