中国メディアの観察者は2日、中国の072型揚陸艦の艦上に電磁加速砲(レールガン)が設置されている写真がネット上で話題になっていると伝え、米メディアが「艦上にレールガンを設置し、洋上でテストを行うとすれば、世界初のこととなる」と報じたことを伝えた。

 記事は、米国でも洋上でレールガンの発射テストを行う計画はあるものの、まだ「計画」にとどまっていることを指摘し、米メディアが「中国のレールガン開発の進展度合いは米国を超えている」と報じたことを紹介した。

 火薬で発射する一般の銃とは異なり、レールガンは弾丸を電磁誘導によって発射する兵器であり、極めて高い破壊力と長い射程距離を実現できる。米国でもレールガンの開発が進められているが、中国の揚陸艦の艦上にレールガンが設置されている写真がフェイクでなければ、米メディアの指摘のとおり、中国の方が開発競争で米国をリードしていると言えるだろう。

 記事は、米国と中国はレールガンの実用化に成功している国であり、「米中の技術力の差はそもそも大きくなかった」とし、揚陸艦の艦上にレールガンが設置されていたとしても「米国人はさほど驚く必要などない」と主張。米海軍は2018年中に洋上でレールガンのテストを実施する計画だと主張する一方、それはまだ「計画」であって実際に実施はされていないことを指摘した。

 また、中国がレールガンを072型揚陸艦に設置し、中国海軍の909型試験艦に設置しなかったのは、909型試験艦ではレールガンに必要な電力を供給できないためとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)