中国人に人気の日本旅行だが、アジア圏で日本以上に人気を集めている旅行先はタイだ。2018年の春節(旧正月)でも、ツアー旅行ではタイが一番の人気となっている。

 しかし、あまりに多くの中国人がタイへ押しかけるため、タイでは「なぜ中国人がこんなに大挙してタイにくるのか」と不思議に思われているようだ。世界遺産が非常に多く、今はすっかり豊かになった中国人がわざわざタイに行く理由は何だろうか。中国メディアの今日頭条は1月30日、「中国人が自分の国を旅行したがらない6つの理由」がタイで報じられたとする記事を掲載した。

 記事によると、タイメディアは「中国人がタイに来る理由」を「国内旅行をしたくないから」と断定しているという。そして、その詳細について6つの理由を挙げたと伝えている。

 1つは中国の観光地には「問題が山積している」こと。とにかく人が多いため、衛生状態も悪く、人酔いして楽しむゆとりはないとした。2つ目は「入場料の高さ」だ。有名な観光地は入場料だけで数千円もするうえ、毎年のように値上がりしているのが現状だ。「日本の寺などは400円で入れる」とその異常な高さを強調している。

 3つ目は、中国の観光地には「もう魅力がない」こと。これは観光地に限った話ではないが、中国ではどこにいっても画一的であることはよく言われることだ。そのうえ中国人は騒がしく、泥棒や詐欺師もいると指摘。残りの3つは「ビザの取得がますます容易になっていること」、「交通、トイレ、ショッピングなど海外のほうが快適」であること、「視野を広げ、単調な生活から脱却したい」ことだという。

 つまりは、中国旅行は高くて後味が悪いということのようだ。記事は「これは言い過ぎではないか」とタイメディアの分析に不快感を示した。中国人はタイをとかく「貧しい国」と見下すきらいがあり、こうした実態も自分で言うのは良いがタイで報じられると不快に思うようだ。いずれにしても、タイは今後も中国人に人気の海外旅行先となりそうである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)