中国人が誇る高速鉄道。総営業距離では追随を許さないが、車内販売の「弁当」は相変わらず不人気のようだ。中国メディアの今日頭条は29日、「なぜ高速鉄道の駅弁を買う人は少ないのか」に関する記事を掲載した。

 記事は、食事時になると中国高速鉄道では車内販売の女性が弁当を売りに来るものの、「ほとんどの人に無視されている」と伝えた。車内販売の様子の写真も掲載しているが、誰も購入する人はおらず、子どもが興味津々でのぞいている程度で「無視」されているのが分かる。

 では、弁当を買わなければ乗客は食事をどうしているのだろうか。中国の高速鉄道では、乗客は思い思いの食べ物を持ち込むのが一般的だ。記事は、高速鉄道内に持ち込む食べ物として、クッキーやソーセージ、パン、ゆで卵、インスタントラーメンが多いと紹介。車内にはお湯を提供するサービスがあるためで、インスタントラーメンなどの温かいものが食べられるとなれば弁当の出番は減ってしまうのは当然だ。

 記事はさらに、駅弁は事前に作ったものなので電子レンジで加熱する必要があることも関係していると分析。中華料理の特徴ゆえか、レンジで温めた弁当は味がいまいちになるという。そのうえ、おかずは少なく、肉はなく、おなかがいっぱいにならないうえに、「価格が異常に高い」ので良いところがないと辛口に批評した。

 食べ物にこだわる中国人ならではの批評とも言えるが、ではなぜ食にこだわる中国人がおいしい弁当をいまだに作ることができないのかというのは謎ではある。日本の駅弁は中国人からも高く評価されるほどレベルが高く、アツアツが食べられる加熱式の弁当容器もある。中国も日本のような駅弁が出れば、大人気となるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)