中国のネット上では、中国人のマナーは外国人に比べて良くないと指摘する声は多い。経済の発展とともに多くの中国人が海外旅行へ出掛けるようになったことから、自分達の習慣や行動が海外では白い目で見られる場合があることに気付きつつあるようだ。しかし、中国人としては「海外では良識に欠ける行動や事件が起きると、なんでもすぐ中国人のせいにされる」ことが不服のようだ。

 中国メディアの捜狐はこのほど、海外ではマナーが悪い人がいると「中国人旅行客だ」と決め付けられがちだと伝える一方、マナーが悪いのは中国人だけではなく、決めつけは止めてほしいと主張している。

 まず記事は、近年海外での中国人のマナーの悪さが目立つようになっているのは事実だとし、警告を無視したために死亡事故が起きたり、警察に射殺される事件が起きていることを紹介し、一部の中国人のマナーが悪いことを認めている。

 こうした中国人の行いが目立つために、海外で起きているマナー違反の行為のすべてが中国人の行いであるかのように見なされていると主張する一方、実は中国人ばかりがマナー違反をしているわけではないと主張。たとえば、2016年にタイで日本人男性たちが全裸でビーチで騒ぐ事件が起きたと紹介。さらに、日本の雨傘の無料レンタルサービスでは傘がほとんど持ち去られ、返却されなかったという事例を紹介し、日本人のマナーだって別に良くないと主張している。ほかにも記事は、シンガポールの例を挙げ、シンガポールは非常に美しいが、人びとのマナーが良いわけではなく、街で痰を吐くことに罰金が科される制度があるため、清潔なだけだと論じた。

 結論として記事は、中国人も規則があればマナーを守ると主張しているが、果たしてそうだろうか。中国にも交通規則じゃ存在する。だが、街で交通規則を守っている人は非常に少ないのが現状だ。中国はまもなく旧正月の休みを迎え、期間中は多くの中国人が海外旅行を楽しむことだろう。くれぐれもマナー違反で問題を起こさないように、中国人の道徳心に期待したい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)