中国メディア・今日頭条は18日、「中国人観光客はますます日本旅行を好む傾向にあるが、日本人は気分を害し始めている」とする記事を掲載した。

 記事は、「2017年の訪日中国人観光客数はのべ1000万人に達し、ここ数年での最高記録を更新したという。道理から言えば、たくさんの人がやって来てお金を落としてくれるというのは日本人にとっては喜ばしいことのはずなのだが、日本人はそう思っていないようだ。あまりに多い観光客に気分を害しているのである」とした。

 そして、その背景について「中国人観光客がこぞって訪れる店では常に品切れが起きている。それが彼らの機嫌を損ねることにつながっている。また、人海戦術のような中国人観光客の波に、交通もマヒ状態になる。さらに、中国人は賑やか過ぎる性格から、道中で伝統的な服装の女性を見かけると誰でも彼でも記念撮影をしたがる。これも日本人に気まずい思いをさせている。1度や2度ならまあ良いが、回数があまりにも増えれば嫌になってくるのだ」と説明している。

 また、「こういった中国人観光客の行動に、多くの訪日ツアーガイドが苦悩を抱えている。中国人観光客があまりにも多すぎ、しかも必ずしもモラルが高くないため、中国人のガイドをすることが大きなプレッシャーになっているのだ」と指摘。一部の中国人からも「わが国民の行為は確かに日本人に嫌な思いをさせている部分がある。今後は注意すべき」との声も出ていると伝えた。

 記事はそのうえで「それでも日本は旅をする価値のある国。物価は安いし、名勝古跡は確かに素晴らしく、一見に値するものだ。旅行において、われわれが絶えず学び進歩しなければならない部分は多いのだ」としている。

 中国人観光客を中心に、さらに多くの外国人観光客を呼び込もうとしている日本。経済の活性化につながるのは喜ばしいことだが、現地住民の日常生活に著しい影響を与える事態の発生は考えものだ。観光客たちを満足させつつ、観光客と現地住民との良好な関係を保ち、住民が不自由なく安心して日常生活を送れるような環境づくりも、観光立国を目指す日本には求められている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)