経済の発展に伴って、中国の科学技術は目覚しい進歩を遂げている。特に「決済」の分野では、中国国内ではあらゆる分野でキャッシュレスが進んでいて、もはや財布を持ち歩く必要はなくなった。スマートフォンさえ持っていれば、生活や仕事に支障をきたすことはないほど便利になっている。

 中国メディアの太平洋電脳網は22日、IT先進国になりつつある中国だが、日本に勝てない分野もあると伝え、日本では防災訓練にVRを活用する動きがあることを紹介した。

 記事はまず、日本は自然災害が多発する国であるゆえに、中国を圧倒的に上回る水準で防災教育が行われていることを紹介。そして、最近では防災訓練にVR(バーチャルリアリティ)を取り入れる動きがあり、より精度が高く、よりリアルな訓練ができるようになりつつあると驚きとともに紹介した。

 続けて、実際の建物内で起こる災害を再現できるシュミレーションシステムを紹介。このシステムは、ロボットを使用して室内をキャプチャし、そのデータをベースに構築した仮想空間と現実の世界をリンクさせ、建物内を歩きながらVRで避難訓練を行うことができると伝えた。

 記事は、VRを活用した避難訓練や災害シミュレーションはまだまだ複雑ではあるが、将来的にはこのシステムを使用した避難訓練によって、尊い人命が失われずに済むことになるはずと期待を示した。

 日本ほど地震が頻発するわけではないが、中国もたびたび規模の大きな地震が発生する国だ。しかし、中国は地震や災害の対策が進んでいるとは言い難いのが現状であり、見方を変えればそれは日本企業にとってのビジネスチャンスでもある。将来的には日本から防災訓練のシミュレーションソフトが中国向けに販売されるということが起きるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)