観光庁の発表によると、2017年の訪日外国人による旅行消費額が過去最高の4兆円超えとなった。国や地域別で消費額が最も多かったのは中国で、約1兆7000億円となり、全体の3分の1以上を占めたという。

 中国メディアの今日頭条は23日、「中国の旅行客の強力な購買力が日本経済に大きく貢献」と題する記事を掲載した。訪日中国人が約100万人にまで落ち込んだ頃と比べると、2017年の訪日中国人数は735万人となり大幅に増加している。これに台湾、香港を合わせると、訪日外国人全体の約半数を占めるほどだ。

 では、中国人は日本でどんなものにお金をかけているのだろうか。数年前の爆買いとは違い、ショッピングよりも「他とは違う旅行」にお金をかけるのが人気のようだ。団体旅行で定番の京都、奈良、大阪だけでなく、例えば静岡県のような観光地としてはこれまでマイナーだった地域の人気が急上昇しているという。

 静岡には、富士山や美しくて長い海岸線、そして日本3大温泉のうちの2つである熱海と伊東温泉もある。また、中国では静岡県のグルメ体験イベントが開かれ、静岡県の魅力を伝える催しも行われているという。ほかにも、浙江省や上海、杭州などでも同様のイベントを通じて知名度を上げる努力をしているようだ。

 記事は、中国人にとって日本はますます魅力的な旅行地となっており、四季をとおして桜や青い海、紅葉、雪など見どころが多く、距離の近さも相まって、2018年にはさらに多くの旅行会社が日本旅行を計画し、「中国のお金が吸収される」のではないかと予測した。今年は中国人観光客のさらなる増加が見込まれる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)