中国メディア・今日頭条は24日、日本のアプリゲーム「旅かえる」が中国で人気を集める一方で、課金アイテムを不正に増やすチートを行う業者が続出しており、ゲームメーカーに大きな損害をもたらす可能性があるとする記事を掲載した。

 記事は、「旅かえる」の口コミが中国のSNS上で急拡散して注目を集め、登場からわずか1週間で中国におけるアップルのアプリストア無料ゲーム部門ランキングで1位に上り詰めたと紹介。一方、プレーヤーが急増するなかで商機と捉えた業者がチートデータをECサイト上で販売するケースが続出しているとした。

 「旅かえる」は、カエルにお弁当などの装備を持たせて旅に出し、写真やお土産を持って帰ってくるのを楽しみに待つ「放置系ゲーム」。ゲーム内では「みつ葉」が通貨の役割を持っており、画面上に生えている「みつ葉」を摘んだりして増やすことができる。「みつ葉」の多さによって購入できるアイテムが異なり、カエルの訪問先やお土産、写真などに影響するという。「みつ葉」が生えるサイクルは遅く、ゲームを早く進行させたい場合は課金して「みつ葉」を手に入れることもできる。

 チートの対象になっているのは、この「みつ葉」だ。記事は「『みつ葉』が99万9999個になるといったようなチートデータが5元(約86円)から50元(約860円)で販売されている。iOSのユーザーのみが利用できるようで、パソコンで手順にしたがって操作をするか、業者に遠隔操作してもらうかする必要がある」と紹介。実際に利用したとみられるユーザーからは「手順は面倒だったが、わがカエルはついに金持ちの坊っちゃんになった」などといった「成功談」が寄せられていることを伝えた。

 そのうえで、すでにチートデータを2944件販売している業者もいるとし、「25元(約429円)で2800枚手に入れられる「みつ葉」を99万9999枚購入するには8928.56元(約15万3000円)必要。これが2944件チートされているとなれば、すでに2628万元(約4億5200万円)の損失が生じている」と紹介している。

 中国のネットユーザーからは「のんびり待ちながら楽しむゲームなのにチートをするなんて、どれだけ焦って生きてるんだ」、「どうせチートデータを作るのなら、カエルが俺の彼女を連れて帰るようにしてくれ」といったコメントが寄せられているという。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)