世界に冠たるゲーム機メーカーであり、しばしば画期的なゲーム機を発売して世界中にブームを巻き起こしてきた任天堂。中国でもその名前は広く知られているが、その歴史が129年も前に遡るということを知ったら、多くの人が驚くことだろう。中国メディア・今日頭条は、「129年前、任天堂はここから世界に向けて走り始めた」とする記事を掲載した。

 「任天堂の歴史に詳しい人なら知っているかも知れないが、任天堂は花札から身を起こした。1889年に京都で創業し、紆余曲折を経た後、最終的に現在のような、無数のゲーマーに快楽を与える電子ゲーム業界の巨頭になったのだ」としたうえで、創業当初に撮影されたと見られる「山内任天堂」の写真を紹介。

 「この写真は昨年末、明治150年を記念して明治時代における京都の変化を振り返る企画で紹介されたものだが、任天堂の創立は間違いなくその中の欠くべからざる1ページであることは間違いない」としている。そして、創業者の山内房治郎が山内家の家業を受け継ぎセメント販売を手がけて成長させたほか、抜群の商業センスを見せて花札の製造販売、さらには、国産トランプの生産にも乗り出したと説明している。

 記事は、「100年余りの蓄積を経た任天堂は今もなお弛むことなくその想像力を発揮し続けている。原点回帰と位置づけるSwitchブームの次は、一体どんな喜びをもたらしてくれるだろうか」と結んだ。

 「100年の老舗企業」というキーワードをしばしば中国のネット上で見かける。日本と中国との老舗企業数を比較し、中国の企業が長生きできない理由を考察するとともに、多くの日本企業が時代の流れの中で伝統と革新を重んじながら生き抜いてきたことを紹介するのだ。時代の最先端を行くデジタルゲーム機会社の起源が129年前に、しかも古都・京都にあるというのは、大きなインパクトになることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)