急速な経済発展を遂げる中国では、都市部を中心に生活環境も目まぐるしく変化を遂げている。だが、中国から見ると日本は高度経済成長は過ぎているものの、生活環境は整っていて、人びとが安定した暮らしができる国に映るようだ。中国メディアの今日頭条は20日、「中国人の目に映る日本はある方面では敬服せざるを得ない国だ」とする記事を掲載した。

 記事は、中国人にとっての日本は「歴史的背景ゆえに憎き存在であるのも事実だが、尊敬させられるライバルでもある」としている。近年日本を訪れる中国人観光客の増加が物語るように、日本には中国人を惹きつける要素があり、旅行で訪れても居心地の良さを感じる要素が存在しているようだ。

 たとえば、「街の清潔さや狭いながらも渋滞せずに行き交う自動車」や「日本人の勤勉さや提供されるサービスの快適さ」、「水道水を直接飲むこともできること」など、整備された環境を日本人が維持し、さらに高めようとする態度は中国人にとって学ぶべき点と感じられるようだ。

 また、日本では伝統文化が今なお保存されていて、それが場所や物だけでなく生活のなかに垣間見られることも、中国人にとっては評価すべき点と感じられるらしい。中国は歴史ある建造物が多く残されているが、現代化を優先するあまり取り壊されることも多々あるのが現状で、急激に伝統文化が失われていくことを嘆く声は少なくない。

 中国人にとって日本は学ぶべき相手であると同時に、負けたくないという気持ちもあって、どうしても複雑な感情を抱く国であることが伺える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)