米ニューヨークの地下鉄車両、約1600両を川崎重工業が受注する見通しだという。この案件は中国の国営企業である中国中車も狙っていただけあって、日本企業が受注する見通しであることは大きなショックのようだ。

 中国メディアの今日頭条は22日、ニューヨークで新たに導入される地下鉄車両について、中国中車が受注できなかった案件が日本企業の手中に入るとは「残念極まりない」と伝えっている。

 報道によれば、川崎重工は鉄道車両製造大手である中国中車やカナダのボンバルディアなどとの競争を制した。中国では「中国中車はコスト面で有利」であるとの見方が多く、2016年末に同案件に入札する意向を示していた中国中車だったが、それ以降は入札に関する結果が伝えられることなく、17年8月には中国中車が受注する可能性はほぼなくなったという見方が一般的となっていた。

 中国中車はこれまでに米シカゴを始めとする都市において、地下鉄車両を受注した実績があるだけに、今回のニューヨークの案件で失注したことは相当ショックだったようだ。記事は、「競争に勝ち負けはつきものであり、常勝の軍など存在しない」と伝えつつも、競争力が足りないのであれば努力するだけであると主張する一方、中国が破れ、日本が受注する見通しであることについては「政治が絡んでいる可能性もある」と主張した。(編集担当:村山健二い)(イメージ写真提供:123RF)