訪日中国人がますます増えており、2018年の春節休みでも日本が人気旅行先の1つとなっている。しかし、今でも反日感情ゆえに日本へ旅行や留学に行くことを快く思わない人も少なくないようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「どうして日本という2文字を見るだけで悪く言う中国人が多いのか」との質問を提起し、回答を求めた。「日本旅行へ行く中国人が売国奴だったとしても、日本へ行くことを阻止できない」のだから文句を言ってもどうしようもないのではないかと疑問を呈している。

 これに対する中国人ユーザーの回答は、大きく2つに分かれた。まずは、日本という文字を見るだけで腹が立つ人は「今の日本に対する理解不足」という考えだ。中国では、長年にわたる教育、抗日ドラマや映画、戦争体験者からの話で「日本=悪」というイメージが出来上がっている。しかし、「今の日本をどれだけ知っているのか」と疑問を提起。すでに戦後から70年以上が経過していると指摘し、自分の目で日本の現状を見てきたらどうかと提案した。

 もう一方の意見は、「やはり日本を憎む理由がある」というものだ。ある人は、過去の日本と今の日本は関係ないという考えに対して、日本は自分に都合の良いことだけを覚えているのだと主張。2度にわたる原子爆弾の投下や、靖国神社に祭られた戦没者のことは決して忘れないのに、中国に対してしたことは忘れるという日本を許すことはできないのだという。さらに、問題は「知日派」だという人もいて、中国の進歩を見ないで日本のすばらしさだけ崇めている中国人が、一番たちが悪いと主張した。

 この問題については、明確な正解はないのかもしれない。だが、中国人のなかでも考えが二分していることが見て取れる。反日感情がいまだに根強い中国だが、訪日中国人が増えるにつれて、実際に日本を目で見て体験するならば、日本に対する考えも変化してくるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)