日本には横浜、神戸、長崎に中華街がある。日本に限らず世界の多くの国に中華街や中国人街が存在する。中国メディア・今日頭条は20日、「世界で唯一中華街がない大国 世界で無敵の中国人もここでは壁に阻まれる」とする記事を掲載した。

 記事は「『海水が漂う場所には必ず中国人あり』と言われるように、世界のどこに行っても、特に人口10万人を超える場所には、必ずと言っていいほど中国人の足跡を目にすることができる。唐人街が最も多いのは米国だ。カリフォルニア州にはゴールドラッシュが起きて多くの広東人がやってきた」と紹介した。

 そのうえで「では、世界で唯一唐人街が形成されなかった大国はどこだろう。それは、われわれの隣国であるロシアだ」と指摘。「現在モスクワに滞在する中国人は商売人が最も多く、留学生がこれに続く。しかし、定住者は多くないのだ。1000万人の人口を持つ大都市のモスクワに、中国人はわずか4、5万人しかいない。他の欧米諸国に比べると、その差は大きい」と説明した。

 中国とロシアの関係について記事は「元、明の時期に中国人がシベリアへの移住を開始した。17世紀中期には帝政ロシアが極東地区に勢力を拡大し、地理的に清朝と国境を接するようになった。その後中国の外東北地域が帝政ロシアに占領され、1890年代のシベリア鉄道建設では多くの中国人がロシア国内で亡くなった」としている。

 中国と何かと関わりが深いロシアに中国人街が形成されていないというのは意外だ。記事は「中国人はロシアで商業組合の組織や中国人文化センターを持っている。しかし、各方面の原因により、これらの団体の動きは決して活発ではないのである」と紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)