韓国を代表する食品と聞いて思い浮かぶものとして「キムチ」を挙げる人は少なくないはずだ。だが、近年ではキムチの本場である韓国も輸入キムチが非常に増えているようで、中国産キムチが韓国市場を侵食しているという。

 中国メディアの今日頭条は20日、中国産キムチに市場を奪われる韓国について「キムチ王国の悪夢」であると伝え、韓国がどれほどのキムチを中国から輸入しているかを紹介している。

 記事は、韓国の報道を引用し、韓国の飲食店では現在、提供されているキムチのほとんどが中国産に切り替わっており、韓国ではキムチの輸入量が輸出量を上回る要因となっていることを紹介。2016年の価格例ではあるが、韓国産キムチは1キログラムあたり3.36ドル(約370円)だったのに対し、中国産キムチは1キロあたり0.5ドル(約55円)だったと紹介、圧倒的に安価な中国産キムチが韓国産キムチを駆逐していると紹介した。

 続けて、韓国関税庁が17日に発表した貿易統計として、2017年における韓国はキムチの「輸入超過」であり、超過額は503億ウォン(約52億円)に達し、前年よりも11%増となったと紹介。金額とともに量の差も大きくなっていて、輸入が27万5600トンであったのに対し、輸出量は2万4300トンにとどまり、その差は10倍以上に達したと伝えたほか、韓国が輸入したキムチのうち実に99%が中国産であったとも紹介した。

 最後に記事は、韓国では毎年200万トン以上のキムチが消費されていて、地域や家庭によって味や使用する野菜が異るほど、キムチにこだわりを持っていることを伝える一方で、韓国でキムチ作りに使用される白菜のほとんどは中国産であることを紹介。まさに原料でも製品でも中国産が韓国市場を侵食していることを強調している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)