今なお経済成長を続ける中国。人びとは年々豊かになり、消費能力も高まっていることから、中国は世界の市場として熱い注目を集めるようになった。日本からも中国を市場として捉え、中国市場へと参入する企業が増えている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の日用品メーカーがこぞって中国市場へと参入していると伝え、「果たして中国メーカーは生き残ることができるのだろうか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、ホワイトカラーなど所得の高い中国人の消費は高級化が進んでいて、シャンプーや歯磨き粉、ひいてはトイレットペーパーなども高級品が売れるようになってきていると紹介。

 こうした流れにいち早く乗ったのは中国企業であり、消費者が日用品までネット通販で購入するようになったことを受け、中国企業はグローバル企業より早くにネット通販に力を入れたことで中国企業の高級日用品市場におけるシェアは高まっていると指摘した。

 一方、日本では大手日用品メーカーの対中輸出額が増加しており、中国市場に特化した製品の投入など中国戦略を加速させていると指摘し、「対中輸出が増加している背後には、中国人消費者の需要増加がある」と指摘。中国の中間層は自分たちの生活の質を高めるために、高級な日用品を買い求める傾向が強まっているが、中国人消費者にとって「生活の質を高める」需要を満たしてくれるのがまさに日本の製品なのだと論じた。

 また記事は、日本を訪れた中国人旅行客が日本のドラッグストアなどで日用品を大量に買い求めるという事例は今も続いていると指摘。これは日本の日用品が中国人消費者の支持を獲得できており、中国製品がまだ日本製品に敵わないことを示すものだとし、日本企業の中国市場への参入がさらに増えた時、中国企業は果たして太刀打ちできるのだろうかと疑問を投げかけている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)