冬の寒い夜は、温かい食べ物が恋しくなる。この時期、湯気の立ち上るクリームシチューを夕食のおかずに選ぶ家庭も多いことだろう。中国メディア・今日頭条は19日、クリームシチューが日本人の発明した料理だったことについて驚きをもって紹介する記事を掲載した。

 記事は、「日本の家庭では冬に温かいスープ料理を食べる習慣があり、クリームシチューはそのオーソドックスなのだ。多くの人は、クリームシチューが明治維新以降に西洋から伝わった料理だと思っているようだが、実は日本のオリジナル料理なのである」と紹介している。

 そして、日本では体を温めるとともに、家族団らんで心も温まるイメージが強く打ち出されたクリームシチューのテレビCMが放映され続けており、その影響もあって日本人にとってクリームシチューがすっかり「冬の家庭料理のスタンダード」的な食べ物として定着していることを説明した。

 記事は、「見た目はとても西洋料理っぽいのに日本人が発明したというのは、本当に驚きだ」としたうえで、実は中国の料理のお菓子のなかにも西洋のスイーツに似たようなものが結構あると紹介。東洋と西洋では大きな差があるように思えるが、実際のところは世界各国の人びとのテイストは案外に似通っているのであると伝えている。

 シチュー自体は明治時代に西洋から入ってきた煮込み料理であるが、それはビーフシチューに代表される茶色いシチューで、今の日本で広く食べられているホワイトシチュー、クリームシチューの原点は戦後の食糧難の時代に脱脂粉乳を使って煮込んだ白シチューであると言われている。記事は、何もないところから日本人が発明したといった感じの説明ぶりだが、西洋料理をアレンジしてオリジナルの料理が生まれたというのが正しいだろう。

 ともあれ、純然たる西洋料理に見えながら実は日本人が作り始めた料理というのは数多く存在する。その多さに、記事の作者は改めて驚きを覚えるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)