中国製の食品に対して良いイメージを抱く人は少ないだろう。これまで日本でも毒ギョーザ問題などがクローズアップされたが、中国では下水にたまった油を精製した下水油や重金属で汚染されたコメなど、食の安全を揺るがす問題が多発しているのが現状だ。

 中国メディアの今日頭条は18日、中国産食品の安全性をめぐる「悪名高さ」はイタリアまで波及しており、中国製のコメに毒が混ざっているのではないかと一部のイタリア人が疑い、中国製のコメを批判する動きにつながっていると伝えた。

 記事によれば、イタリアの一部メディアがこのほど、イタリア在住の44歳の女性が「自分の体の調子が悪くなったのは、食べたコメと関係があるのではないか」と疑っていると報じたという。この女性は、体の調子が悪くなる数日前に中国系のスーパーでコメを購入し、そのコメを食べた直後に体の調子が悪くなったと主張しているそうだが、女性はネット上で中国のプラスチック米について知り、「スーパーで購入したコメにプラスチック米が混入していたのではないか」と疑心暗鬼になったという。

 記事は、イタリア在住の華人たちは「プラスチック米など存在しない」と主張し、44歳の女性の体調が悪化したのもコメとは無関係と主張していることを紹介。さらに、この女性以外にもイタリアでは「プラスチック米を食べてしまった」という通報が存在すると紹介する一方、「プラスチック米は2017年に中国ネット上で流れたデマ」であり、「プラスチック米など存在しない」のが事実であると主張した。

 プラスチック米が本当に存在しているのかは謎だが、AFP通信は2016年12月、ナイジェリアで中国から密輸されたプラスチック米が押収されたと報じており、「プラスチック米は存在しない」という主張こそデマである可能性もある。中国製の食品すべてが体に有害であるわけではないが、過去に起きた出来事を考えると心配になるのも当然だ。中国製の食品を安心して食べられる日は果たして訪れるのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)