中国メディア・今日頭条は15日、韓国の首都ソウルで同日に大規模なスモッグが発生し、視界が悪くなったとしたうえで「今回はわが中国のせいにはさせないぞ」とする記事を掲載した。

 記事は、「15日にソウルの大部分がスモッグに覆われ、視界が低下した。韓国国立環境科学院が同日発表した顆粒物の濃度データによると、ソウルのほかに江原道、忠清道、光州、全羅北道、大邱、慶尚北道で深刻な汚染状態となっていた。ソウル市ではスモッグ警報が出され、公共機関の車両使用が制限されるとともに、通退勤時間の公共交通の無料化措置が取られた」と紹介している。

 そのうえで、「韓国は中国と張り合うことをこの上なく喜ぶ。文化では、学者たちがあらゆる中国文化を自分たちの者としたがり、そのために非常に滑稽な理由を持ち出して証明しようとする。しかしその一方で、われわれ中国に押し付けたがっているものもある。それがスモッグだ。韓国ではしばしばスモッグの原因が中国に押し付けられている。責任をなすりつけるやり方ではスモッグは解決できないというのにだ」と論じた。

 そして、「中国のスモッグ状況が好転していることはみんな知っている。しかし、韓国人はなおもスモッグの原因を中国に押し付ける。ただ、今回はもうわれわれのせいにはできまい。これは自分たちが生み出したスモッグなのだから、どうぞ韓国人が自ら解決してくれ」とした。

 中国のネットユーザーからは「彼らは、中国のスモッグが韓国に流れてきたから、中国の空気がきれいになりつつあると言うかもしれない」といった感想が寄せられる一方、「韓国の重度汚染レベルは、中国の良好レベルと一緒」、「中国のスモッグはいつ改善されたんだ?」、「むしろこれだけ厳しい基準を設けている韓国に学ぶべきではないか」、「確かに中国の大気汚染が韓国に流れている」など、記事の主張に懐疑的なコメントが多く見られた。

 中国の大気汚染対策は着実に効果をあげてはいるものの、今の時期は依然として多くの地域で空気が著しく汚れていることが、各種のモニタリングデータから伺える。中国で生じた汚染物質が依然として韓国や日本に流れ、現地の空気を多少なりとも汚していることは否めない。ここはやはり、互いが協力して汚染の発生と拡散を防ぐための知恵を出しあっていくしかない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)