新幹線は世界で最も早くに開業した高速鉄道であり、日本は新幹線をはじめとするインフラ輸出を成長戦略の1つに位置付けている。近年は中国高速鉄道も競争力を高めており、アジアを中心に日中が受注競争を繰り広げるケースが増えているが、日本としてはプライドをかけても中国には負けられないところだろう。

 中国メディアの舜網はこのほど、世界初の高速鉄道である新幹線は中国高速鉄道を輸出における「ライバル」とみなしていると伝え、その時点で中国高速鉄道は高い競争力を持っていることがわかると主張している。

 記事はまず、「1964年に世界に先駆けて開業した新幹線は高速鉄道の代名詞だった」と伝え、新幹線は「世界でもっとも安全性の高い高速鉄道」として高い評価を得ていると指摘。中国で初の高速鉄道が開業したのは2008年のことであり、日本に比べて「高速鉄道産業に参入したのは非常に遅かった」としながらも、中国高速鉄道は今や高速鉄道産業の覇主である新幹線の主要なライバルにまで成長したと伝えた。

 続けて、中国高速鉄道がここまで成長したのには関連企業の努力だけでなく、中国政府が同産業を非常に高く重視していたのも理由として挙げられるとし、中国が進めてきた「他国から導入し、消化吸収のうえで他国に進出する」という戦略が奏功したものであると主張。

 さらに記事は、「ピンチとチャンスは表裏一体」であるとし、近年の中国は高速鉄道の輸出で日本との競争という「大きな圧力」を受けているとする一方、新幹線という優れたロールモデルがあったからこそ中国高速鉄道は「絶えず改善することができ、絶えず成長することができた」のだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)