中国では自宅で朝ごはんを食べない人が多い。なぜなら中国では早朝から食堂や露店が営業しているからだ。中国人の朝食といえば、お粥や麺類、さらには「油条」と呼ばれる小麦粉をこねて棒状に成形して油で揚げたものやマントウなどが定番だが、おにぎりやサンドウィッチ、豆乳などで済ませる人も多いようだ。

 中国人にとって「外で朝食をとる」ことはごく一般的なだけに、日本では朝から営業している食堂がほとんどないことが信じられないようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本と中国の朝食文化の違いを紹介する記事を掲載した。

 記事は、「日本の街では朝食を提供するお店がない」と紹介しているが、確かに日本では早朝から営業している飲食店はごく少数であり、少なくとも一般的ではないと言えるだろう。これに対して中国のネットユーザーからは、日本で「朝食を提供するお店」が一般的ではないことについて「朝に営業することは早朝の静寂を壊すことにつながると考え、日本人は遠慮しているのではないか」という意見があった。確かに住宅地に近い場所で早朝から営業する場合は「音」に配慮する必要がありそうだ。

 また別のユーザーからは、日本で朝食を提供する店がないというのは間違いで、日本では「朝食だけを提供する専門店」がないだけで、ファストフード店やコンビニなど、朝に食べ物を買うことができる場所はいたるところにあるという指摘も見られた。

 確かに日本では中国のように「朝食だけを専門に販売するお店」はない。だが、様々なところで朝食を提供しているお店は存在している。一方、朝食を外で済ませる中国と、自宅で食べる日本の文化の違いも、中国のような朝食専門店が日本に存在しない理由と言えるだろう。朝食にも日中の間には様々な違いがある。こうした文化の違いを体験するのもおもしろいことだ。中国を訪れた際には、ぜひ中国の朝食を味わってみると良いだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)