日用品から電化製品まで、中国製のものは身の回りに数多く存在し、日本人の生活にとって中国製品はなくてはならない存在となっている。これは日本人に限ったことではなく、世界中の人々にとっても同様であろう。

 世界の工場として名を馳せた中国の製造業だが、果たして日本の製造業を超えたと言えるのだろうか。中国メディアの工控網は12日、日本の製造業には中国が学ぶべき点が「少なくとも3つある」と論じる記事を掲載した。

 記事は、多くの中国人にとって日本製の家電はかつて「憧れ」の対象であったとし、日本メーカーのテレビやエアコンが家にあるという家庭は、それだけで「豊かな家」とみなされたこともあると指摘。また、現在においても多くの中国人は日本製品は「誠実さと高品質」だと認識していると指摘する一方で、日本の製造業は2017年に大手企業のデータ改ざんなどによって激震に見舞われ、一夜にして威光を失ってしまったと主張した。

 一方で、日本の製造業に学ぶべき点がなくなったわけではなく、今なお中国の製造業が日本に学ぶべき点は少なくとも3つあるとし、まず1つ目は「ハイテク分野」であり、日本は中国製造業よりハイテク製品を安く、高品質に生産することができると指摘。また2つ目として、日本製品の品質を挙げ、日本製品の品質は今も高く評価されていて、「手抜きや、改ざんをしていたとしても、それでも中国製より高品質だったということ」と主張した。

 また、日本の生産管理のレベルも中国が学ぶべき点であるとし、中国で広く知られるようになった「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」といった生産管理方法は日本で生まれたものだと紹介。中国で現在行われている生産管理は日本から導入されたものである場合が多く、今も多くの中国企業が日本に視察団を派遣していることからも分かるとおり、生産管理は日本に学ぶべき点が数多く残されているとした。

 記事は、日本の製造業で問題が生じたとはいえ、中国人はそれを喜んでいてはならず、むしろ「戒め」にしなければいけないと主張したうえで、中国製造業がさらなる成長を実現するためには日本に積極的に学ぶべきであると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)