日本人は老若男女を問わず書道に親しむ環境がある。日本武道館では毎年この時期に書初め大会を実施するのが恒例となっているが、今年は1月5日に54回目となる書初め大会が行われ、約3000人が参加したという。

 これには中国人も驚いているようで、中国メディアの今日頭条は8日、日本人がいかに書道に親しんでいるかを伝え、「中国人、特に青少年たちよ、なぜ書道を学ばないのか」と疑問を投げかける文章を掲載した。

 約3000人もの参加者が武道館の床に並んで書初めをする様子は圧巻だ。記事はその様子を写真とともに紹介しているが、真剣に課題を書いている様子、書き上げたばかりの作品を全員で高く掲げ披露しているところなどを紹介し、すっかり感心した様子で日本には中国由来の書道がしっかり根を張っていることを伝えた。

 しかも、日本では子どもからお年寄りまでどの年齢層でも書道に親しむ人がいるのが特徴的だと言えるだろう。今大会の予選に応募した年齢層も、3歳から95歳までと幅広かったという。しかし、本家とも言える中国では書道と言えば子どもたちがたしなむ程度で全く重視されてはおらず、大人についていえば教育の格差の問題もあり、そもそも読み書きができない人も多い。

 では、日本の書道の水準はどうなのだろうか。記事は、中国を代表する書家、啓功が、光明皇后、嵯峨天皇、橘逸勢、空海、小野道風などの作品について高く評価したことを紹介。過去の時代の人たちとはいえ、日本における書道の歴史も古く、そのレベルの高さを指摘した。

 日本の書道が中国から伝わってきてからは、日本で変化を遂げながらも伝統としてしっかり根付いており、日本を代表する文化の1つになったと言えるだろう。伝統文化の多くが廃れてしまった中国からすると、うらやましいことであるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)