近年の中国では日本メーカーの携帯電話やスマートフォンを見かけることは少なくなったが、数年前までは日本から持ち込まれた日本メーカーの携帯電話を使用している中国人は数多く存在した。

 こうした日本仕様の携帯電話の特徴と言えば、写真を撮影する際の「音」を消すことができないことが挙げられるだろう。日本仕様の携帯を使っていた中国人もきっと「なぜシャッター音を消せないのか」と疑問に思っていたことだろう。中国メディアの今日頭条は4日、日本の携帯電話やスマホがシャッター音を消せない理由について紹介する記事を掲載している。

 まず記事は、日本は犯罪率が低い国であるが、女性を狙った盗撮行為が社会問題となっているとし、日本では女性を守るために電車に女性専用車両を設けるなどの取り組みがなされていることを紹介した。

 そして、日本仕様の携帯電話やスマホは「どのメーカーの製品であろうとも、写真撮影時にシャッター音が出る仕様となっている」と指摘し、これは「盗撮防止」のためであると紹介。「シャッター音が出る仕様」は日本ならではの事情があったと伝える一方で、中国人としてはシャッター音が出ることは特に問題ないとし、やましい行為をしなければ「シャッター音を消す必要があるのか」、「もし、シャッター音を消したいとすれば、それは一体何のためなのか」と疑問を投げかけている。

 日本人のなかには「他人の気を引くことになってしまう」という理由で、シャッター音を嫌う人はいるだろう。だが、中国人はあまり他人の目を気にしないためか、シャッター音が出ることも、他人に聞かれることも特に気にしないという人は少なくないようだ。ちなみに日本仕様のスマホや携帯のシャッター音が消せないのは通信事業者による自主的な基準によるもので、法律で規制されているわけではない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)