中国では近年、日本の畳に対する関心が高まっており、畳の特徴や長所、中国の家屋における配置例などを紹介する文章をしばしば中国のネット上で見かける。中国メディア・今日頭条は6日、「中国で畳のインテリアが人気を集める一方で、日本で畳が徐々に少なくなっているという怪現象が起きている」とする記事を掲載した。

 記事は、「今、わが国内ではインテリアを考える際に日本の畳を使おうかと迷っている家庭があるなか、日本では新居を購入する際に畳の部屋をなくそうと考える人がいる。近年、日本で畳を用いた内装はどんどん少なくなっているのだ」としている。

 そのうえで、「日本のマンションにおける標準的な3LDKの間取りでは、2つの洋室と1つの畳部屋、すなわち、和室が配される。多くの人は購入時に、和室を洋室に変えることを検討し、販売員もそれを提案するのだ。畳は木造家屋にマッチしており、鉄筋コンクリートの住宅においては日本文化を残すという意味合いが強くなり、実用性は高くないのである」と説明した。

 記事は、昨今和室が敬遠されがちな背景として、和室は家具などの物を多く置くとたちまち狭い空間になってしまうこと、和室と他の空間を隔てるふすまが木枠に紙を糊付けしたものであり、室内のプライバシーを完全に守るとは言い難いことを挙げた。

 そして、畳は手入れが面倒であるとして「水やペットの糞便がこぼれたりすれば細菌が繁殖しやすく、虫もわきやすい。また、破損した畳の修復は難しい。さらに、鮮やかな緑色も日光を浴びることで次第に変色する」と解説している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)