中国メディア・今日頭条は5日、「日本の物流はどんなところが先進的なのか」とする記事を掲載した。記事の作者は日本の物流事情を探るために、1週間日本を訪れて視察を行ったとのことで、視察を通じて感じた日本の優れた点について説明している。

 記事はまず、公共交通がしっかり整備されていることを挙げた。「東京は国際的な大都市であり、非常に合理的な交通整備が行われている。これは公共交通の整備を優先する政策体制の賜物。東京は高層ビルが林立し道路が狭く、交通に大きな困難を伴うが、行政が公共交通整備を優先していることでスムーズな交通が保たれている」と伝えた。

 続いては、仕事の細やかさによる無駄の排除、効率の向上について言及。「日本の引っ越し会社は客からの依頼を受けた際、詳細な情報をヒアリングする。荷物の数や重さ、体積などを把握したうえで客に必要なだけの段ボールと粘着テープを提供する。その正確さと効率の高さには驚くばかりだった」と評している。

 さらに「日本では、使うものの物流をしっかりやるだけでなく、使わない物の物流を減らす努力をしている」と指摘。「使わない物」とはゴミの事だ。「ゴミ物流は中国で大きな問題となっている。北京の街では常にゴミ収集車が忙しそうに動き回っている。一方、東京ではほとんどゴミを見かけない」とし、ゴミを極力出さない、分別して捨てるといった努力によって「ゴミの物流」のコストを減らしていると説明した。

 そして、「在庫を増やさなければ在庫の問題は起きない。ゴミを出さなければゴミ処理の仕事はいらない。面倒な問題が起こらなければ、それを処理する苦悩もいらない」と論じている。

 記事は最後に、「公共環境、公共交通は社会とって最も必要なものであるとともに、国や社会の管理体制の先進性を最もよく表す。環境、交通、そして、物流を計画する際、社会効率至上の原則をキープし、合理的な計画を立てると同時に市民のモラル教育を続けることができれば、われわれの国もよりきれいになるとともに、物流の敏捷性が高まることだろう」と結論づけた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)