年末に大掃除をして新年を迎えるという習慣は中国でも一部地域で見られる。日本には中国から伝わって来た文化が数多く存在するが、清潔さを尊重する文化は中国には見られないものと言えるだろう。近年、日本を訪れる中国人の多くは日本の街の清潔さに驚愕するが、中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本人が清潔さを好むのは、民族の持つ天性のものなのか」と疑問を投げかけ、考察する記事を掲載した。

 記事は、日本語の「綺麗」という言葉について、「清潔」と「美しい」という2つの意味が含まれていると指摘し、この言葉から「清潔なものは美しい」という感覚が日本人の衛生習慣や美学、道徳に深く影響を及ぼしてきたことがわかると主張した。

 続けて、歴史を遡ったうえで、「古事記」や「枕草子」や「源氏物語」に描かれるような貴族達でも、現在のような衛生や健康に関する知識がなかったゆえに感染病にかかっていたことが分かると主張する一方、日本人は古くから「清潔さを愛するがゆえの習慣」を持っているとし、それは「入浴」であると紹介。現在の日本人がどれほど清潔さを愛しているかを示す例として「地価が高い東京には小さな家や部屋も多く存在するが、それでも浴室はしっかり付いている」とし、日本人は1日に必ず1度は体を洗うと指摘した。

 また、日本の入浴に関する習慣には日本の気候も関係しているが、江戸時代には公衆浴場が存在し、入浴が大衆の習慣として根付いていたと紹介、「これこそまさに日本人がいかに清潔さを愛す国民性かを示す風習である」と論じた。

 さらに記事は、日本人の「他人に迷惑を掛けない」という概念が、公共の場所を汚さない行動につながっていると指摘する一方で、近年はスメルハラスメントという言葉が存在するとおり、人の「臭い」にまで敏感になっていると指摘。「日本人が清潔さを好むのは、天性に近い」ものであると指摘する一方、おおらかな気質の中国人からすると「日本人の清潔さに対するこだわりは度が過ぎている」ようにも映ることを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)