一時期は日本でも社会現象ともなった中国人旅行客による「爆買い」。特に電気炊飯器や温水洗浄便座が飛ぶように売れたのは記憶に新しい。いくらか下火になっているものの、今でも日本で炊飯器を買って帰る中国人はいるようだ。中国メディアの今日頭条は3日、訪日中に日本メーカーの炊飯器を買って帰ったという中国人、李さんの話を紹介した。

 李さんは2017年10月の連休に日本を訪れ、日本の大手メーカーの炊飯器を買って帰ったそうだ。8万5000円もしたというから日本の炊飯器のなかでも高価な方である。李さんの帰りを待ちわびていた義理の母がさっそく電源を入れようとしたところうまくいかず、電源が切れたにもかかわらず無理に何度も電源を入れたところ、結局壊れてしまったそうだ。

 そこで中国国内のサービスセンターに電話したものの、型番を伝えると「日本製なので部品がない」と断られ、「わらにもすがる思い」で別の修理センターに電話したところ修理に応じてくれ、たったの20分で故障の原因がわかったという。

 故障の原因は製品の質が悪かったからではなく、「電圧の違い」ゆえだと修理店から聞かされた李さん。日本の電圧は100Vだが、中国は220Vであるため、無理に電源を入れた炊飯器の部品が焼き付いてしまったのだという。

 結果的には直ったから良かったものの、わざわざ日本から高くて重い電化製品を買って帰ったのに一度も使えず壊れてしまっては残念だ。輸出用の電気製品では異なる電圧に対応しているが、中国では「日本市場向けの製品のほうが質が良い」と信じている人が少なくないため、このような問題が起きたとも言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)