2017年は日本の製造業を揺るがす問題が立て続けに起きた年だった。中国には日本製品の品質を信頼している消費者が数多く存在するが、一連の問題は中国人消費者の日本製品に対する信頼に一定の影響を及ぼしたものと考えられる。

 だが、中国メディアの今日頭条は3日、中国国内におけるレクサスの販売台数は日本の製造業で問題が生じても「減少するどころか、むしろ増えた」と伝え、その理由を考察している。

 記事は、日本の大手メーカーによるデータ改ざんなどの問題は中国でも大きく報じられたと伝え、日本の自動車メーカーにとっても無関係ではなかっただけに「多くの中国人は日系車の販売台数は減少するものと考えていた」と主張。特にレクサスは日本で生産されており、中国市場で販売されているものは日本からの輸入車であることから「大きな影響を受けると思われていた」と論じた。

 だが、中国市場におけるレクサスの販売台数は減少するどころか、むしろ伸びていると指摘し、2017年1ー11月の中国市場における販売台数は前年同期比22%増となったと指摘。特に日本の一部メーカーで改ざんなどが発覚した後である11月も単月の販売台数としては過去最高を記録したとし、なぜレクサスは日本の製造業の醜聞にも負けずに販売台数を伸ばすことができたのかと疑問を投げかけた。

 この疑問の答えとして記事は、「これまでにレクサスを購入した中国人消費者の良好な口コミ」や「極致と呼ぶべき顧客体験」、さらには、ドイツなどの高級車に比べて「相対的に安いメンテナンスコスト」などがしっかりとした基盤として存在しているがゆえに、中国でブランドイメージに傷がついたり、販売台数が減少したりすることはなかったのではないかと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)