中国メディア・今日頭条は2日、「日本の地下鉄にはどうして保安検査がないのか」とする記事を掲載した。

 記事は「現在中国では、バスを除く公共交通機関で保安検査が行われている。列に並んで検査を受けるのは面倒ではあるものの、これにより乗客の安全が守られているのだ」としたうえで、日本の鉄道では新幹線を含めて保安検査が行われておらず、切符の購入も実名制が採用されていないことを紹介。「日本でも乗客に危害が及ぶ事件が起きたことがある。日本は人の安全に対して無責任なのだろうか」と問題を提起した。

 そして、「日本では都市内の鉄道にしろ、新幹線に代表される都市間交通システムにしろ、単なる輸送手段というだけではなく、高効率と定時運行が日本人にとって最大の誇りになっている。保安検査を実施すれば、輸送効率に影響が出るのは必然的であり、日本人はそれを恐れているのである」と説明した。また、利用客数が世界一と称される東京の地下鉄で保安検査を実施すれば混雑が激しくなるうえ、人的・物的管理コストが増加することになると解説している。

 記事は、「日本では市民全体の法遵守意識や治安状況が非常に良好であり、世界的にも犯罪率が最低レベルの国。それゆえ、地下鉄や新幹線の駅で保安検査を実施しなくても、大した問題にならないのだ。保安検査は実施していないが、鉄道会社は安全対策の必要性を十分に認識しており、技術の強化、改良を通じて新幹線の安全性を高めるとともに、乗客に対して危険物を持ち込まないように常々呼びかけている。日本は全て人本位で考えられており、それが日本社会の良好な秩序や治安につながっているのである」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)