南京事件は、1937年12月の南京戦において旧日本軍が南京市を占領した際、旧日本軍が中国軍の兵士や一般人などに対して殺傷や暴行を行ったとされる事件だ。この事件については虐殺が存在したのか、存在した場合はその規模や犠牲者数など、さまざまな論争が存在するのが現状で、事件の真相はいまだ不明であり、日中すべての人が納得するような説明はいまだなされていない。

 中国メディアの今日頭条は19日、「南京事件について日本の中学高校の教材はどのように教えているか調べた」と題する記事を掲載し、中国の主張と異なっていることや、日本で使用されている教科書でも各教科書によって説明に違いがあることを紹介している。

 記事は、日本の中学校、高校の教育で用いられている10種類の教科書の内容を調べているが、日本の教科書では南京事件について「南京陥落の前後、旧日本軍は市内外で略奪・暴行を繰り返したうえ、多数の中国人一般人(婦女子を含む)および捕虜を殺害した」と教えていたと紹介した。

 さらに、日本で使用されている教科書には、「文部科学省検定済み教科書」と表示されていて、中国教育部にあたる日本政府の文部科学省によって承認されている教科書のなかから使用する教科書を選ばなくてはいけないことを紹介し、その多くは、この事件で殺害された人数について「多数」と表記し、簡単に表現しているだけだと主張した。

 続けて記事は、日本の教科書にも殺害された人数について具体的に記しているものもあるが、さまざまな説があることや中国側の主張している人数と異なっていることも紹介。結論としては、日本の教科書は南京事件について簡単に触れているだけで、まったく反省していないようであると結んでいる。これに対して多くの中国人ネットユーザーは、記事に同意する意見を寄せている。事実はまだはっきり解明されていない事件だが、戦争は悲惨な結果を生み出すものであり、平和な世の中を強く望みたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)