時代が進むに連れて、国や社会の発展ぶりを見る指標はどんどん多様化している。このような中で、幾つかの側面だけを拾って「どちらの国が全体的に発展している」と判断するのはナンセンスかもしれない。中国メディア・今日頭条は22日、「先進国である日本は、いったどの点で中国よりも発展しているのだろうか」とする記事を掲載した。

 記事は「日本というと多くの人がアニメ、サクラなどを想像することだろう。一方、現在中国では経済や科学技術が急発展しており、日本がアジアで唯一の先進国だという事実を忘れがちだ。アジアにおいて唯一の真の先進国である日本は、一体中国よりもどういった面で優れているのだろうか」と問題を提起している。

 そのうえで「日本が先進国と言われる所以は、高層ビルの多さではなく、恐ろしいまでの均一化にある。貧富の差だけではなく、都市と農村の差も小さく、全国民にほとんど差がない点なのだ。今の中国の都市と農村における差と比べると、日本の均一さはより顕著になる。日本国民全体のモラルはとても高く、どこでも謙虚な姿勢を忘れない。それゆえ日本の街も概ねきれいなのだ」と論じた。

 また、先進国のレベルを示す最も重要な指標の1つが1人あたりの国内総生産(GDP)であるとし、日本の1人あたりGDPは完全に先進国の称号にふさわしいものであると説明。「日本経済の景気が今ひとつではあるものの、平均年間収入は中国の4倍以上。しかも、日本では充実した福利厚生制度もあるのだ」と紹介している。

 現状では日本がなおも大きく中国をリードしている1人あたりGDP。今後その差は縮まり、ついには逆転する可能性もある。本当に国民全員の所得が底上げされての1人あたりGDP増加なのか、一部の富裕層の所得だけ大きく増えてのものなのか。これで中国の運命は大きく変わることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)