ネット通販がリアル店舗を駆逐する勢いの中国。中国にも百貨店や商業施設は数多く存在するが、あまり差別化が意識されていないのか、どこも似たり寄ったりの店内、品揃えだ。消費者がより利便性の高いネット通販に流れているのは、中国人としては実店舗で買い物をする楽しみがさほどないからかもしれない。

 その点、日本ではネット通販とリアル店舗は中国に比べて共存できていると言えるが、中国人の目に日本のリアル店舗はどのように映っているのだろうか。中国メディアの今日頭条は19日、中国の「小学生」の目に映る日本のリアル店舗について紹介する記事を掲載し、中国の子どもにとって日本の商業施設がいかに楽しい場であったかを伝えている。

 記事によれば、この中国の小学生が訪れたのは東京・新宿にある大手百貨店だ。地下にある食品売り場は多くの客で混み合っていて、その光景だけで「日本人は中国ほど何でもネット通販で買い物をしているわけではない」と実感したという。そして、スイーツ売り場は洋菓子エリアと和菓子エリアなど、扱っている商品によって売り場が明確に分けられていて、客の立場としては非常にわかりやすく、便利だったと伝えた。

 さらに、果物売り場では見るからに質の高そうな果物が並んでいたと驚きを示したほか、海産物売り場では中国ではあまり見られない試食販売があり、甘エビを試食してみたところ、あまりに美味しく、ついつい買ってしまったと紹介。また、サーモンも購入しようとしたが、ホテルではカットできないことを伝えたところ、売り場のスタッフがわざわざカットしてくれたうえにトレイに綺麗に並べて売ってくれたと紹介した。

 また、会計時にはサーモンやエビなど汁が出そうな商品は小さな袋に入れて汁が漏れないように配慮してくれたと驚きを示したほか、サーモンをわざわざカットするという行為を通じて、客のニーズに応える姿勢も中国では見られないものだったと紹介。日本の百貨店での買い物はネット通販では味わえない楽しさに溢れていたとし、中国の商業施設などリアル店舗は「ぜひ日本に学んでもらいたい」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)