日本の受注確実と目されていたインドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画。後から参入した中国に受注を奪われたことは当時、日本の関係者に大きな衝撃を与えた。

 インドネシアの高速鉄道をめぐっては、日本のプランを中国が真似したという指摘があったほか、一度は白紙撤回となった後に一転して中国受注が決まるなど、当初からドタバタが多かった。現在はすでに工事が進められているが、土地収容に手間取ったことで当初の開業予定には工事が間に合わないのではないかという指摘も多く見られる。

 こうした指摘について、中国メディアの東方頭条はこのほど、中国の専門家の見解として「中国は北京と上海を結ぶ1300キロメートルに及ぶ京滬(けいこ)高速鉄道をわずか3年ほどで開業させた」と伝え、140キロメートルほどのジャワ島の高速鉄道も予定どおりに完成させることができると主張した。

 記事は、各国における高速鉄道プロジェクトの受注競争において、中国高速鉄道は今や新幹線を超える競争力を持つとし、建設コストの安さはその強みの代表であると指摘。そして、中国がインドネシアの高速鉄道プロジェクトを受注したのは、インドネシアが中国製品を認めているためであるとし、だからこそ中国は同路線の50年にわたる経営権なども獲得できたのだと主張した。

 一方、中国の受注が決定した後、土地の収容などで工事が順調に進んでいなかったのも事実であるとしつつも、日本では土地収容の問題を過度にクローズアップし、2019年の開業に疑問を投げかける声が存在したと指摘。こうした声に対し、中国の高速鉄道専門家であり、技術者でもある王夢恕氏の見解として「日本国内における声は荒唐無稽」であると主張。

 中国は「北京と上海を結ぶ1300キロメートルに及ぶ京滬高速鉄道を工事着工からわずか3年ほどで開業させた」のだとし、わずか140キロメートルしかないジャワ島の高速鉄道などすぐに完成させることが可能だと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)