中国メディア・今日頭条は17日、「上海を訪れた日本の若者が、日本はもはや全面的に中国に後れをとっていると語った」とする記事を掲載した。その内容は、以下のとおりだ。

 自分は日本の「ロストジェネレーション」世代の平凡な若者だ。家庭環境は良く、小さい頃から家のお金に困ることはなかった。ただ、母親が死去してからは生活が厳しくなったため、頑張って地元の新聞社の記者になった。

 先月、中国の提携メディアの招きを受け、上海へ出張した。浦東空港から市の中心に近づくに連れ、自分が暮らす大阪が上海に比べたらまるで農村のように思えてきた。雲を突き抜けんばかりの高層ビルが林立し、建設工事中の場所もたくさんあった。

 大型のショッピングセンターは日本の家電量販店20店舗分はアリそうな広さだった。街の至る場所に止まっている赤や黄色の自転車はスマホがあれば自由に利用することができるという。こんな便利なサービス、日本では想像できない。そして、スマホ決済が既にあらゆる小さな店舗にまで浸透しているのだ。

 国を1人の人間に例えるなら、中国は活気にあふれる若者であり、日本は気力のないお年寄りのようだ。二十何年生きてきて、人がこれほど希望に満ちて生活できるなんて思っても見なかった。

 一点の曇りもない、パーフェクトな中国への礼賛ぶりは、上海を訪れた男性の衝撃の大きさを表すものなのか、中国に対するリップサービスなのか。確かに急速な経済成長を遂げた中国では、特にインターネット技術の発展が目覚ましく、モバイル決済サービスの普及ぶりは目を見張るものがある。大都会に立ち並ぶビルの高さや数も上海のほうが多いかもしれない。しかし、それで「日本は全面的に中国に追い抜かれた」と考えるのは浅薄だ。

 中国のネットユーザーからは「1つの国に対する判断は、その人のステータスによって異なる。豊かな人は中国は素晴らしいと思うだろうが、貧しい人はきっと反対の感想を持つと思う」、「国を見る目と人を見る目は一緒。光り輝く表面だけを見てはいけないということだ」といったコメントが出ているが、彼らのほうが道理をわきまえているのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)