外国で生活するうえで大きな壁として立ちはだかるのが、言葉の違いだ。特に日本語は曖昧な表現の多いからさらに難しい。そしてまた、ぎこちない日本語でコミュニケーションを取ることによって、しばしば日本社会で受ける奇異の目や嘲笑も、日本に暮らす外国人にとっては苦痛の1つになっているようである。

 中国メディア・今日頭条は16日、日本の大学に留学した中国人男性がぶつかった「日本語の壁」について紹介する文章を掲載した。この男性は日本の大学を卒業し、日本の大学院で修士課程を学んでいたという。「私は2度日本語に関する壁にぶつかった。1回目は来日間もない頃。日本語が下手くそでおかしな表現ばかりしていたのだが、日本人は表現が間違っていることを教えてくれない。でも、彼らの顔を見るとおかしかったことが分かるのだ」とした。

 もう1つの壁は、日本で日本語を使って中国について紹介するというラジオDJを志した時にぶつかったという。日本語と英語で話すオーストラリア人DJの番組を聞いて感銘を覚えたことがきっかけで、長い留学生活で流暢な日本語を話せるようになった自信もあってDJになることを決意したようだが、「実際に入ってみて、DJになるには日本人と全く同じように日本語を話す必要があることに気づいた」とのことだ。

 男性は「これは非常に難しいことだ。『あいうえお』の基礎から練習しなければならなかった。今は既に高いレベルにまで到達したが、それでも細かい部分を気をつけないと話せない」と語っている。

 しかし一方で、男性はDJになる過程で日本人にはない自分の「長所」を見つけた。男性は「日本人は本当の気持ちを表に出さない。ある時、日本人の同僚から『君は思ったことを言うからとてもおもしろいし、とても羨ましくも感じる』と言われた。どんなに日本語を磨いても日本人と全く一緒にはなれない。ストレートな物言いこそ、彼らに対抗できる唯一の武器なのだ」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)