中国メディア・今日頭条は16日、日本の高校の校門で見かけたある光景に衝撃を受けたとする、中国人留学生のエピソードを紹介する記事を掲載した。

 記事は、「日本の環境は好きだが、1点だけ長い間困っていたことがあった。それは、日本では上司と部下、先輩後輩の関係がはっきりしていることだ」とし、新しくアルバイトで入ったお店でのエピソードを紹介。従業員は全員自分よりも年齢が若い高校生や大学生だったが、年齢に関係なく最後に入ってきた者は先に入った者を先輩として扱うよう求められたことを伝えた。

 そして、「敬語の使い方にもルールがあり、使い間違えればその場で指摘されるだけでなく、悪い印象を与えることになる。ある日、バイト中に大学生に冗談を言ったところ、帰り際に店長から『プライベートで仲が良くても、仕事の場では彼は永遠に先輩だということを意識せよ』と言われた。冗談を言っただけなのに何で説教されなきゃいけないのか、と思ったが、ロシアからやって来た子は既に何度も店長から説教されており、自分以上に悩んでいた」としている。

 いささか厳しすぎるような上下関係の要求を受けた留学生だが、別の日の朝、通りかかった高校の校門で、学校に入ろうとする野球部員の男子生徒たちが突然立ち止まり90度のお辞儀をし、全身の力を使って「おはようございます」と叫ぶ光景を目撃する。留学生は「50メートル後ろにはユニフォーム姿の上級生とみられる生徒の姿があった。彼らは上級生が校門を通過するまでお辞儀をしたままだった。この時、日本の人たちは小さな頃からこうしてきたのだということに初めて気づいた。そして、自分も少しずつ慣れなければと思った」とその時の感想を語った。

 日本にやって来たからには日本の風習にある程度融け込む必要はある。ただ、それを無理やり押し付けるのは相手に苦痛と反抗心を生じさせるだけだ。この留学生は偶然見かけた高校の風景から日本人の礼儀や先輩後輩の関係の重視ぶりにある程度納得をしたようだが、そこはやはり店長がしっかりと説明したうえで日本の流儀に理解を求めるべきではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)