中国メディア・今日頭条は11日、「われわれが日常的に使っている言葉がみんな日本語だった」とし、現代の中国語に用いられている語彙の大部分が日本からやってきたものであることを説明する記事を掲載した。

 記事は「社会の各分野で出現する新語の多くは日本語から来ている。現代の日本語は外来語をそのままカタカナにして用いるケースがほとんどだが、明治維新から間もない頃の日本人は、西洋の言葉を漢字語に翻訳して用いていた。それを中国人が拝借するようになったのだ。現代の中国語ボキャブラリーのうち、少なく見積もっても3000語は日本語から来たものなのだ」と紹介した。

 そのうえで、日本からやって来た語彙のパターンとして「倶楽部、浪漫など、西洋の言葉の発音をそのまま漢字に当てはめたもの」、「服務、方針、解決など、もともと純粋な日本語で中国になかった熟語」、「立場、場合、取消など、日本人が西洋の言葉を漢字語に翻訳したもの」、「経済、憲法、社会など、古代中国の語彙を日本人が拝借して、西洋の言葉の訳語にあてたもの」、「権利、文法など、かつて中国で用いられたものの広まらず、その後日本で盛んに用いられるようになった逆輸入の語彙」の5つを挙げている。

 また、日本からの語彙の輸入は文学、歴史、文学、歴史、経済、哲学、科学、生物学、医学、農学など、ほぼすべての分野に及ぶと指摘。さらに「学」、「化」、「式」、「性」、「界」、「感」、「的」、「論」、「法」といった接尾辞を伴う語も、ほぼ全て日本から入ったものであるとした。

 記事は、近代に大量の日本語が中国に伝わったほか、日中間の交流が深まった1980年代以降にも多くの日本語が中国語に吸収されていったと説明。刺身やカラオケ、過労死、物語、花嫁、写真、登場などがその一例であるとし、「もし、日本語から取り入れた語彙を取り除いてしまうと、現代の中国語は成り立たなくなってしまうのである」と論じている。

 歴史問題や領土問題など政治的な対立はあるものの、中国と日本との相互交流は着実に深まっている。そして、交流の形態も時代の変化とともに多様化している。ともなれば、言語文化間の交流もますます活発になるだろう。日本語の語彙が中国に伝わるのと同様、今後は中国語の新語が日本社会にたくさん流れ、普及するようになるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)