世界の工場と言われてきた中国。今もさまざまな製品が中国で作られ、世界に向けて輸出されている。中国製品といえば「安かろう、悪かろう」というイメージがあるが、近年そのイメージも変化してきているようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、韓国が「中国は世界の工場から脱却し始めている」と危機感を強めていると伝えている。

 記事は、韓国では「中国が世界の工場から脱却し、通信技術などの分野で急激に成長してきている」と報じられていることを紹介。これまで韓国経済にとって輸出などで「お得意様」だった中国が、さまざまな分野で技術力を高め、「競合」に変貌しつつあることに韓国では懸念の声が高まっていることを紹介した。

 さらに、中国政府が経済発展を推し進めている経済特区である広東省の海珠などの地域では、次々に新しい通信技術関連の会社が立ち上がっていることを紹介し、中国でキャッシュレス社会が急激に進展しているように、一部産業ではもはや世界をリードするまでになっていると指摘。また、無人のコンビニのみならず、飲食店やホテル、金融、医療、交通などの分野にITが広く活用されていて、こうした光景は韓国では見られないものであると強調した。

 中国では近年、日本や韓国から優れた人材の引き抜きを加速しているほか、海外で活躍していた中国人ビジネスマンが中国に戻る動きも加速していると言われる。海外で働くより、中国国内の方がチャンスも多く、成功した時の見返りも大きいためだろう。こうした動きが中国の各分野における技術の急激な発展に大きな影響を与えている。

 記事も言及していることだが、中国では凄まじい勢いでキャッシュレス社会が浸透していて、今や現金で物のやり取りをしているのは高齢者か外国人だけといった状況だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)