世界中で環境保護に対する意識が高まっており、自動車の分野でもガソリン車から電気自動車(EV)や燃料電池車、ハイブリッド車への移行が進んでいる。自動車産業において世界への進出を目指す中国にもEVメーカーは存在し、日本への進出も果たしている。香港メディアの鳳凰網は6日、中国の自動車メーカーである比亜迪(BYD)のEVバスの日本での販売状況について取り上げる記事を掲載した。

 BYDのEVバスは2015年に京都の観光バスに採用されたが、沖縄でもこのほど10台のEVバスが採用され、来春から那覇クルーズターミナルに寄港する観光客の移動に利用されることになっている。

 記事は、BYDのEVバスの2017年上半期までの累計販売台数は405万台に達したことを紹介し、沖縄での導入に当たっても、そのエコ性能と静粛性の特徴が大きな決め手となったと指摘、中国人旅行客が多く訪れる沖縄ではさらなる導入も見込める状況だと伝えた。

 続けて、15年から17年における日本でのBYDのEVバスの累計販売数は15台とは決して多いとは言えないものの、「自動車王国と言われる日本ではほとんどの車が日本車であり、米国車やドイツ車ですら市場への参入は決して容易ではない」と指摘し、その日本でBYDのEVバスが着実に実績を積み重ねていることは並外れたことであると強調した。

 また記事は、BYDのEVバスは日本以外でも、オランダやスペイン、オーストラリア、ベルギー、米国などで受注しているとし、海外への進出が順調であるとの認識を示した。中国車といえば、中国国内でも「質が劣る」という認識が一般的だが、BYDはすでにバスという市場で世界への進出を加速させている。世界の省エネや排出ガス削減の流れに乗って、BYDのEVバスは今後さらなる飛躍を見せそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)