SBIホールディングスは7日、中国最大級の仮想通貨取引所「火幣(Huobi、フオビー)」を運営するHuobi Universal Inc.と資本および業務提携を行うことについて基本合意したと発表した。

 中国はこれまで世界最大規模のビットコイン市場だったが、中国政府はビットコインなどの仮想通貨に対する取り締まりを強化している。その結果、仮想通貨取引所は閉鎖に追い込まれ、現在もまだ再開のめどは立っていない。

 「火幣」はそれまで約4年にわたって運営されてきた中国最大級の仮想通貨取引所であり、165万件の口座を持っていたとされる。この数は日本国内のどのビットコイン取引所よりも多い。

 前述のとおり、中国では仮想通貨取引所が閉鎖に追い込まれたものの、ビットコインに対する注目度は依然として高い。それはビットコイン価格の急騰が背後にあるのは容易に想像がつく。ビットコイン価格は12月に入ってからも上昇が続いており、年初の約16倍に達した。

 ビットコイン価格の上昇を背景に、SBIホールディングスと火幣の提携は中国でも注目を集めており、中国メディアの新浪は7日、火幣はSBIとの提携を通じて「仮想通貨市場が急激に拡大している日本市場に食い込みたい考え」だと伝えている。

 また、この提携の背後には、仮想通貨の取引所運営事業への参入に向け、SBIバーチャル・カレンシーズを設立したSBIと、中国以外の国で取引所を運営したい火幣の思惑の一致があるとした。中国の仮想通貨取引所が閉鎖に追い込まれたことで、時価総額が拡大を続けるビットコインにおける日本の存在感も高まり続けている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)