紅葉の季節が終わると、落葉が街を埋め尽くすようになる。フカフカ、パリパリといった落ち葉の感触は楽しいが、掃除をするのはなかなか大変だ。昔は落ち葉を掃き集めて「落ち葉焚き」をし、サツマイモを焼くという光景もよく見られた。今はほぼ童謡の中だけの世界になってしまったのは少々寂しいが、環境保護となれば致し方ない。

 中国メディア・今日頭条は6日、日本で3年間生活したという中国人が感じた、中国が学ぶべき日本人の習慣などを紹介する記事を掲載した。そのなかで、落ち葉を清掃する日本のボランティア市民について言及されている。

 記事は、日本を訪れて最初に強く感じたのは「日本は本当にきれいな国だということ」としている。農村でも落ち葉を見かけることが少なく、どうやったらこんなにきれいに落ち葉が片付けられるのかと不思議に思い続けていたとのことだ。その答えについて記事は「地域に、お年寄りからなる環境保護グループがあり、彼らが自発的に掃除をしていたのだ」と説明した。

 そして、「日本の街が清潔なのは、清潔を愛する日本人と、日本人の素晴らしい習慣と切っても切り離せない。個人個人が清潔を保つという心がけが、公共の環境をクリーンに保つうえで重要な役割を果たしているのだ」と解説している。

 記事はまた、空が青く澄んでいることも日本にやって来て強く覚えた印象の1つだと紹介。工場地帯と住宅地帯の配置、建設現場における粉塵抑制や環境保護の徹底が、日本の美しい空を実現させていることを伝えた。

 中国の街でも、ほうきを使ってゴミや落ち葉を掃き集める中高年の姿をよく見かける。しかし、日本と大きく異なるのは、中国の「清掃隊」は仕事としてやっているのに対し、日本の「清掃隊」はボランティアによる奉仕活動ということだ。「生活のために清掃をする」、「美しい環境を守りたいから掃除する」という意識の違いはやがて大きな差を生むことになる。地域住民による自発的な環境美化の意識が高まれば、中国の街は今よりももっときれいになることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)