文化の異なる国や地域に移住した際に、避けて通れないのがカルチャーギャップの洗礼だ。現地でうまくやっていくには、文化や習慣の違いに驚きや戸惑いを覚えつつも、そこから少しずつ適応していく努力が必要になる。日本の生活にすっかり馴染んでいるように見える在日中国人の人びとも、最初はカルチャーギャップに悩まされたことだろう。

 中国メディア・今日頭条にこのほど、「日本に行って直面した最大のカルチャーギャップは何か」という質問スレッドが立った。この質問に対して、あるユーザーは6つの点を日本で感じたカルチャーギャップとして挙げている。

 1つ目は「ルールを厳格に守る一方で融通が利かない」点だ。中国の人びとは置かれている立場や状況から柔軟性のある判断や行動をする傾向があるが、日本人は「1は1、2は2」であるとした。2つ目は「他人に迷惑を掛けないとう意識の強さ」を挙げ、その意識を示す事例は枚挙にいとまがないと説明した。

 3つ目は「禅やわびさびの意識に根源をなす、非常にシンプルなものを好む傾向」を挙げた。4つ目は「言葉の曖昧さ」とし、「日本語は発音が簡単な代わりに文法が非常に複雑。そして、会話の中で言葉が省略されたり、曖昧な表現が用いられたりする。その中の含意は話している2人にしか分からないのだ」と伝えている。

 5つ目は「人に対する思いやりが感じられる、細かい部分への追求」を挙げ、電車や駅に存在する無数の案内標識や図形を例に示している。そして、最後の6つ目は「精神的に潔癖であり、自分や他人に対する要求が高すぎる」と指摘した。

 このユーザーはさらに「最後に言いたいのは、日本人には好きになれない部分もあるが、ある分野で自分たちを打ち負かした相手に対して心から敬服し、崇める精神を持っていること。強者に対するリスペクト、これも日本文化の特性なのだ」と論じた。

 言葉の曖昧さ、「空気を読む」文化は、物事をはっきりとストレートに伝えようとする文化を持つ人たちにとってみればさぞや大きな衝撃だろう。多くの外国人にとって最大のカルチャーショックは、やはりこの点かもしれない。中国での生活でカルチャーショックにぶつかった時、周囲の中国人からは度々「慢慢就習慣了」(少しずつ慣れるさ)と言われた。結局のところ実際に壁にぶつかって、そこから自分で慣れていくしかないのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)