日本を訪れる中国人が増えると同時に、各空港には中国人ドライバーが運転する客待ちの車が見られるようになった。彼らは乗客を乗せて営業ができる二種免許得を取得していないドライバーであり、いわゆる白タクと呼ばれる違法な存在だ。

 中国メディアの今日頭条は27日、「日本は中国人ドライバーの白タクを撲滅しようとしている」と伝える一方、白タクを利用している中国人旅行客は無許可営業と知らないのが大半であると訴える記事を掲載した。

 中国人ドライバーの白タクは「日本のタクシーよりも割安で、長年営業している」とうたって中国人観光客を呼び込んでいるが、中国語が通じることやガイドも頼むことができるなど、観光客が日本で困るであろうことを解決するサービスを提供しているのも事実だ。またネット上で予約ができ、中国で日常的に用いられている電子決済アプリ「ウィーチャットペイ」や「アリペイ」などで支払いが可能であるため、両替の必要もない。

 日本ではタクシー運転手は二種免許を取得し、営業許可を得ている必要があるとし、現在は有料でガイドするためには資格が必要と説明したうえで、中国人ドライバーの白タクの存在は正規のタクシーの客を奪うことになるゆえ、日本では取り締まりが厳しくなっているとした。

 しかし、中国人観光客にとっては言葉が通じて中国国内で使い慣れているネット予約が可能なタクシーが使用可能であれば、無許可の営業車とは知らずに利用してしまうはずだと主張。白タクを利用している中国人旅行客は無許可営業と知らないのが大半なのだと論じた。

 違法な営業は許されないが、中国に存在するネット予約が可能で電子マネーの利用もできる効率的なサービスなどは学ぶべき価値のあるシステムと言える。違法車を取り締まる一方で、中国人観光客がより訪れやすくなるような改善も必要かもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)