子どもに対する教育は、その子が独立した良識ある大人に成長するうえで非常に重要な要素となる。中国では教育といえば学業面の知識だけが重んじられているのが現状で、道徳を教え、独立心を養うための教育は日本ほど重視されていないように見える。

 中国では一人っ子政策が長きにわたって行われてきたが、その弊害として両親や祖父母に甘やかされて育った子どもが非常に多い。その結果、自分の世話もできない大人に成長してしまうケースもあるとして社会問題にもなっている。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本を旅行で訪れた中国人の手記として「日本の子どもたちに非常に驚かされた」と紹介する記事を掲載し、日本の子どもたちに驚かされた点を紹介している。

 記事によれば、この中国人は日本滞在中に日本の鉄道を利用することがあったという。車内には空席があったが、車内にいた日本の小学生たちは座席に座ることなく立ったまま、非常に大人しくしていたと紹介。小学校低学年とみられる子どもでありながら、大きな声を上げたり、騒いだりする様子はまったく見られなかったと驚きを示した。

 周りには引率の大人は見られなかったというが、それでも子どもたちが公共の場で大人しく振る舞う光景に対し、「こんなに小さな子どもたちでも公共の場で正しい振る舞いができるなんて、日本の学校や家庭での教育はなんてすばらしいんだ」という感想を伝えた。

 最後に記事は、子どもは「大人の世界を映し出す鏡」であり、親や教師の接し方や教えが反映される存在だと主張。平和な社会を実現するためには子どもへの教育が重要だと指摘した。経済発展とともに、中国人も子どもの教育に大きな関心を抱くようになっているが、その内容は今はまだ知識偏重だと言わざるを得ないのが現状だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)