経済成長を続ける中国はすでに国内総生産(GDP)では日本を上回り、今なお成長を続けている。規模では中国経済が日本を上回っているわけだが、経済の中身はどうなのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国と日本の差を考察する記事を掲載した。

 日本で大手企業の改ざんといった問題が立て続きに発覚したことで、記事は「日本規模だけでなく、企業や経済の質でも追い抜いたと言えるのだろうか」と疑問を投げかけた。

 一方、日中の経済を冷静に比較してみると、日本の1人あたりGDPは中国の4倍以上となっており、現時点では日本の方が上だと指摘。だが、中国がこのままの速度で成長を続ければ、将来的に1人あたりGDPでも日本を追い抜くことは十分に可能であると指摘した。

 また国内経済のダイナミズムや新陳代謝という観点から見ても、中国の方が日本を上回っていると主張。経済成長に勢いがある中国で生活をしていると、ベンチャー企業の躍進は著しく、交通や買物といった日常生活はみるみるうちに便利になっていると紹介。確かに中国では電子決済やネットショッピング、商品の配送なども日本に比べて格段に便利で速い。今ではスマートフォンがあれば生活の大抵のことを済ませることがようになり、現金すら持ち歩く必要がなくなった。

 さらに記事は、ゴミ処理などの環境に対する意識や、時間に正確で都市を網羅する地下鉄など、中国に比べて日本の方が優れている点もあるとしながらも、「経済の質の点から見ても、中国と日本の差はごくわずかなものになっている」と結論付けた。

 日本企業の改ざん問題などが発覚して以降、中国では日本経済の質に対して疑問を投げかける報道が増えている。かつては日本経済や日本製品は海外から高い評価を得ていたが、最近になって発覚した問題は日本製品ならびに日本経済に対する信用にも少なからず影響を与えているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)