日本企業は世界のカメラ市場で圧倒的なシェアを獲得している。近年、技術力の向上が目立つ中国企業だが、カメラは日本メーカーには太刀打ちできない分野の1つだ。中国では日本製品の不買を呼びかける声が根強く存在するが、カメラにいたっては不買しても代替品がないという状況のようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国のカメラマンがもし日本製品の不買を行うとすれば、その代わりにどの国のカメラを使えば良いのかと疑問を投げかける記事を掲載し、中国人ネットユーザーたちが議論を交わしている。

 中国には一部で日本製品の排斥を呼びかけている人がおり、こうした人びとが自分自身で実際に日本製品の不買を行っているのかは別として、排斥を呼びかける主張は確かに存在する。

 記事は、自動車であれば日系者以外にも中国車や米国車、ドイツ車などがあり、アニメであれば中国にも国産アニメは存在するとしながらも、カメラは日本製品が圧倒的なシェアを獲得していることから、代替品が少ないと指摘。「自分で日本製品の排斥を呼びかけていながら、日本メーカーのカメラを使用している中国人もいるのではないか」と指摘した。

 これについて、中国のネットユーザーからは「日本製品の排斥なんて、世間知らずの考え方だ」などといった意見が数多く寄せられた。たとえば「自分のお金を何に使おうが勝手であり、どのメーカーの製品を買うかも勝手だ」、「世界的に分業が進んでいる現代においては、日本企業のブランドだけが日本製品ではなく、中国製品だって中身に日本製品が使われているケースも多い」などの声があった。

 記事に寄せられていたコメントを見てみると、むやみやたらに日本製品の排斥を行うことは中国人消費者にとってもメリットはないという指摘や、日本と中国がお互いに協業し、お互いに儲ければ良いなどの意見も数多く見られ、中国の消費者が成熟しつつあることが見て取れた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)