13億人の人口を抱える中国のスマホ市場は世界最大のマーケットだ。一般電話が普及する前に携帯電話が普及したことも要因の1つかもしれないが、中国では子どもからお年寄りに至るまで、あらゆる人たちがスマホを片手に日常を過ごしている。買い物から公共料金の支払い、コミュニケーションなどスマホが1台あれば何でもできてしまう今、中国人にとってスマホは必要不可欠な存在となっている。

 中国人消費者は中国製品をあまり信用していないため、中国製品よりも日本製品のほうが人気があるケースが多いのだが、スマホに関しては日本メーカーの製品を見かけることは非常に少ない。

 中国メディアの今日頭条は25日、「日本のスマホはこんなにもすばらしいのになぜ中国人は使用しないのか」という記事を掲載し、その理由について紹介した。

 まず記事は、日本のスマホは本体価格が非常に高額であることを指摘、4000-5000元(約7万円-8万5000円)はくだらないとし、それゆえに「品質が良いのは知っているが、購入にまでは至らない」と指摘した。

 次に、日本のスマホは実用性に欠けることを紹介した。たとえば、日本には4Kの画質で写真や動画を撮影できるスマホがあり、その技術はすばらしいものの、日常的に4Kの画質で写真を撮影する中国人は少なく、むしろ中国メーカーが搭載しているような「5分の充電で2時間の通話」が可能という機能のほうが現実的であると主張した。

 中国のスマホ市場ではサムスンやアップルがかつては人気だったが、近年は中国のスマホメーカーが販売を大きく伸ばしている。また、中国メーカーは中国国内のシェアを背景とした規模の経済のもと、世界市場に進出しており、日本でも一部メーカーがシェアを拡大している。いずれは日本市場でも中国メーカーのスマホを見かける機会が増えることになりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)