中国のネット上ではしばしば、古代中国の面影は中国以外の場所で垣間見えると言われる。そこには、自国の歴史遺産を守る意識の低さに対する悲観が多少なりとも含まれているのだが、特に日本や韓国を訪れて「古き良き大昔の中国」を感じる中国人観光客は少なくないようだ。中国メディア・今日頭条は22日、「日本と韓国の農村には、中国の古代文化が至るところに見える」とする記事を掲載した。

 記事は「日本と韓国は中国と隣り合う先進国どうしである。そして、両国とも中国の古代漢文化の影響を最大に受けてきた」としたうえで、まず韓国の農村の様子を写真付きで紹介。

 「外国からやってきた学生たちは、韓国で古代中国文化を体験する。彼らはそれを韓国の文化だと思い、神秘的に感じるのだ。韓国の農村の民家は漢の時代の建築にとても似ている。とても古めかしく原始的であり、先進国の農村に然るべき光景とはかけ離れたものだ。大都市との差は大きく、特に込み入った貧民窟が存在するのである」とした。記事の指摘する、韓国の農村に存在する古代中国文化はネガティブなもののようだ。

 一方日本の農村については「とてもきれいに整っており、環境への配慮も敬服するほどである。敷地内は緑化されており、その配置もとても凝っているのである。韓国に比べて、日本の古代中国文化は快適でのびのびとしており、しかも、美しい。農村でも高い生活レベルが実現されており、機械化も進んでいる」と評している。

 国の発展ぶりを語るうえで、大都会の様子ばかりを見ていたのでは不十分。国の基盤を支える農村がどれだけ発展しているか、農民の暮らし向きがどうかについても考慮しなければならない。現在の中国は、都会と農村の格差が拡大し続けている。「豊かな農村」を実現した時、中国は名実ともに超大国になることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)