寒さが増してくると自販機の温かい飲み物はちょっとした憩いを与えてくれる。こうした日本人にとっては日常であり何の変哲もないことも、別の国から見ると特異に映るようだ。中国メディアの今日頭条は21日、「日本人は缶コーヒーを溺愛している」という記事を掲載した。

 中国でもスターバックスなどのコーヒーショップが各地に進出し、本格的なコーヒーが楽しめる店が増えてきている。しかし家庭でコーヒーを飲む習慣はあまり浸透していない。また、中国では飲み物の自動販売機は非常に少なく、日本人からするとごく稀にしか見かけない印象だ。こうした中国の日常からすると、日本では数歩歩けば自販機やコンビニがあり、人びとがコーヒーを常飲していることに驚きを感じるようだ。

 日本珈琲協会の統計によると、日本人は1週間に平均して11杯のコーヒーを飲み、うち2割ほどは缶コーヒーであると紹介し、日本では本格的なコーヒーも簡単に手に入るのに、「なぜここまで缶コーヒーを溺愛しているのだろうか」と問いかけた。

 記事によると日本における缶コーヒーの歴史は1959年に明治が無糖コーヒーを発売し、その後UCCがミルク入りコーヒーを発売したことによって普及したとしている。今では缶コーヒーが1つの文化として日本に根付いているとした。

 また、日本人に缶コーヒーが愛される大きな要因としては「安くて便利なこと」が挙げられるとし、仕事や生活のテンポが速い日本では24時間いつでも飲める手軽さが受けていると指摘。また冬は温かいものを、夏には冷たいものが求められるという、「需要」に合わせて自販機やコンビニで温度調整を図っていることも缶コーヒーが根付いた要因だとした。

 豆の選別や焙煎、珈琲の抽出方法や使用する牛乳にまでこだわりを見せ、多くの種類の缶コーヒーが販売されていることは、中国人からすると「独特の文化を形成し生活方式にまで発展している」ように映るようだ。確かにこう指摘されると「日本人は缶コーヒーを溺愛している」と言えるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)